学業の精進願う神事「勧学祭」 鹿角市

学業の精進願う神事「勧学祭」 鹿角市

 進学のシーズンに、子どもたちの学業の精進を願う神事「勧学祭」が、鹿角市花輪の神社で行われました。子ども会の親たちが地元の子どもたちの成長を願う、珍しいスタイルです。

 これは、花輪寺坂の子ども会が61年前、昭和40年から続けている、独特の行事です。

 3月最後の土曜の28日、この春、小学校に入学する幼児から、高校に入学する生徒までの11人のうち9人が、集落にある稲荷神社に集まりました。

 そして、1年間、健康に学校に通えること、しっかり学べることなどの祝詞を神官が唱えるなか、神妙な表情をして座っていました。

 神事が終わると、ほっとした表情を見せつつ、それぞれの名前が書かれたお札を受け取っていました。

 またこの春、中学校を卒業し、子ども会を離れる2人に対し、子ども会からお祝いが贈られました。

 近く、高校に入学する男子生徒は、「高校は中学校よりも勉強が難しくなると思うので、苦手なところをたくさん勉強して、力をつけたい」と話していました。

 神社によりますと、家族単位で学業成就を祈願するケースは一定数あるものの、子ども会の単位でこうした行事をしているのは、鹿角では珍しいそうです。

 寺坂子ども会の兎澤昂太(こうた)会長(41)は、「地域の大人たちが、地元の子どもをみんなで守ろうという思いを大切にして、行事を続けてきたのだと思う。きょう来た子どもたちが、目標を高くもって、自分らしく羽ばたいてほしい」と期待しています。

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