風力発電の計画業者と市民が意見交換 鹿角市の団体

風力発電の計画業者と市民が意見交換 鹿角市の団体

 鹿角市花輪での風力発電所の建設計画に反対する市民団体と業者が意見を交わす催しがあり、市民側から反対する声が続き、いっぽう業者側からは、配置の案をつくった段階で公表することが説明されました。

 この催しは、建設に反対する2つの市民団体「青垣山の自然と景観を守る会」「青垣山の自然を後世に残す会」が29日、花輪の「コモッセ」で開いたもので、建設を計画する2社のうち1社と、市民およそ90人が集まりました。

 はじめに「かづのグリーンエネルギー」の佐藤邦治社長が、「鹿角の人口が減り、経済も衰退しており、自然エネルギーで経済を活性化し、生活をより良くするのが私たちの目標です。皆さんの環境、生活に配慮した経済活動をしたい」と述べました。

 市民側からは、鉱山の跡地が近くにあるかもしれないとの見かたや、環境への影響、採算などで不安があるとし、「絶対賛成できない」などと建設への反対の声が続きました。

 花輪鉱山の坑道の位置を調べているかを問われた業者側は、「かつて坑道を造るという計画が出され、古い地図を国から入手しているが、実際にどこに造られたかはだれも分からない状況と聞いており、ボーリング調査で明らかにしていく」と答えました。

 事業のリスクの不安視に対しては、「持続可能でないと分かれば、やらないことを事前に決める。リスクが想定範囲内だと確証が出た時に初めて事業ができる」としました。

 また発電事業が終了した場合の跡地については、「国に土地を返すが、発電機の撤去が条件になっている。植林をすることも決まっている」と説明しました。

 景観に配慮した発電機の配置になるかの問いには、「環境影響を低減する配置の検討を続けていて、稜線上にならないように計画している。案をつくった段階で示す」としました。

 最後に市民側から随時の説明が求められ、業者側は、「これまでも出張で説明会をするとしてきたが、お声がかかっていない。お声がけがあれば、こうした場をまたもつ」と答えました。

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