中学校部活動の地域移行、目標の6割へ 鹿角市

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 中学校の部活動を地域に移行する鹿角市の取り組みで、新年度は実証団体が1つ増えるなどし、目標の達成度がおよそ6割まで進む見とおしです。

 市教育委員会は、少子化のなかでも生徒が望む活動ができるようにすることなどを目的に、中学校の部活動について、競技、種類ごとに1つにまとまり、学校ではなく、地域の団体が開催、指導する形への移行をめざしています。

 まずは運動部の休日の活動について、3年後の令和11年4月を目標に、すべての競技で学校での練習は休みとし、地域の団体による年10回以上の活動を行うこととしています。

 新年度はこれまでの卓球、ソフトテニス、クロスカントリースキーのほか、陸上が加わり、4つの競技が地域展開となります。

 これら集合型の活動のほか、学校訪問型については、今年度に各校1回ずつだった活動を3回程度に増やすことにしていて、そのうち吹奏楽は1回を市全体の合同活動日にする方向で検討中です。

 これらにより目標の達成度は、今年度末のおよそ45%からおよそ60%まで進みます。

 いっぽう中学校の部活動の地域への移行について国が、これまでは市町村の実情に応じた、多様な形の運用を提案していましたが、今回、国が示す認定要件に基づいた制度を市町村が決めて運用するように、求めを変えました。

 認定を受けた活動は、財政支援や施設使用料の減免、また大会への円滑な参加などのメリットがあるため、市は新年度中に制度をつくり、再来年度から運用する方針です。

 また、スポーツの指導資格をもつ地域の人を登録、派遣する「指導者バンク」の運用が新年度に市内で始まり、中学校の部活動のほか、自治会やサークルなどでも活用されます。

 市教育委員会では、「11年度からの運動部の休日の活動の休業をめざし、地域クラブなどでの活動体制を段階的に整えていく」としています。