伝説、民話が多く残る鹿角市で、子どもたちが語り部を務める催しが開かれ、情緒たっぷりの語り口に大きな拍手が送られました。
これは、後継者の育成と子どもたちの郷土愛を育むことを目的に、地元の民話の会などが開いているものです。
28日、花輪の「コモッセ」で開かれ、市内の小学校の1年生から6年生までの14人が一人ずつステージに上がり、八郎太郎の伝説や、きりたんぽの誕生の物語など、地元に伝わる民話や伝説を話しました。
出演者たちは、ことし1月からけい古を繰り返すなかで語りをすべて覚えていて、なかには5分を超える作品に挑戦する子どもたちもいました。
そして、普段は話さないと思われる方言も巧みに使っており、「んにゃー、いままでこんだらうめもの、くっだごとねがった」などと、情緒たっぷりに語っていました。
観客たちは昔語りの世界に引き込まれるように聞き入っていて、会場ではうなずきながら聞いていたり、驚きの声を挙げたりする姿も見られました。
語り部になって5年めという小学6年の男の子は、「登場人物の心情の変化を感じながら、しっかり語れました。昔っこは舞台の時代背景を知れるし、聴いている人たちも発見があると思うので、いいものだと思います」と話していました。
主催者の一つ「鹿角民話の会、どっとはらぇ」の北村正人会長(74)は、「無形文化遺産とも言える昔っこを、語り継いでもらおうと続けている。体験した子どもたちは、将来も昔っこのこと、鹿角のことが心の中に残ると思うので、糧にしていてほしい」と話しています。

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