鹿角市の神官の親子が初めて、舞の共演を果たしました。父は「感無量」と感慨にひたり、女子高校生の娘は感謝を話しました。
鹿角市毛馬内下小路上の和田学さん(52)、長女の高校3年、なごみさん(18)親子です。和田さんは本務の芦名神社など、市内の16の神社の宮司を務めています。
本務の芦名神社の例大祭で花を添えていた、地元の子どもたちの踊りが少子化でできなくなり、神を喜ばせるために自分がさらにできることをと去年、舞い人を始めました。
いっぽうなごみさんは小学5年の時以来、都合がつく時に舞姫を務めてきました。
そうして巡ってきた22日の花輪寺坂の稲荷神社の祈念祭で、いよいよ共演が実現しました。正確には、二人が順に別の舞を踊るため、一つの神事でともに舞い手を務める形です。
和田さんが、りんと「朝日舞」を奉納すると、なごみさんがしなやかに「浦安の舞」を舞いました。
参列した地元の男性は、「二人の舞を見られる、貴重な機会をもらいました。大雪に負けず豊作になることを祈りましたが、ご利益が2倍になるかもしれない」と喜んでいました。
ようやく実現した親子の共演ですが、なごみさんがこの春、岩手県の大学に進学するため、二人とも、「最初で最後かもしれない」と考えています。
和田さんは、「親の仕事が珍しいものなのに、一端にふれてもらって、感無量です。踊っているのを見て成長を感じましたし、大学生活も頑張ってほしい」としみじみ話しました。
またなごみさんは、「気もちも動きも落ち着かせて舞えたので、自分の精いっぱいができたと思います。今まで出会った人、出会ったことに感謝しています」と心境を語りました。








