鹿角市と小坂町の消防、生活衛生業務などを担う鹿角広域行政組合の定例議会が開かれ、ごみ処理場の大規模改造に向けた予算などを盛り込んだ新年度、令和8年度の当初予算案が可決されました。
鹿角市毛馬内甚兵エ川原にあるごみ処理場は、建設から23年が経つとともに、施設中心部の溶融炉の補修費が大きな負担になっているため、大規模改造を準備してきました。
23日に広域行政組合の議会が開かれ、新たな設備について、検討した5つの案のなかから、コストが最も低く、また二酸化炭素の排出も減らせるものを選んだことが事務局から報告されました。
これまでは焼却炉でごみを焼いて灰にし、さらに灰を溶融炉で高温で焼いてスラグにしてアスファルトなどに二次利用できるようにしていましたが、新たな設備では、溶融炉の作業をやめることにしました。
炉の変更により、焼却温度を現在の千200度から、ダイオキシンが発生しない800度から950度まで下げられるため、ランニングコストと排出する二酸化炭素の低減、それに炉の延命化が図られるということです。
大規模改造は再来年度の着工、4年後の稼働が見込まれています。
この日の議会では、総額21億8千万円の当初予算案が可決され、このなかに大規模改造の進行管理の委託料570万円が盛り込まれています。
予算にはほかに、消防署南出張所の救急車の更新費4千200万円、消防署十和田分署の移転、新築後の解体費3千700万円なども計上されました。
いっぽう議会では、移転、新築を進めていた消防署十和田分署が完成していて、26日に運用を始める予定が報告されました。

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