道に迷った認知症の人をいち早く保護しようと、保護した人と家族をつなぐQRコード付きのシールを鹿角市が配布していて、これを使った保護の模擬訓練が行われました。
「ココいるシール」という名のこのシールは、市が5年前から配布していて、22日までにおよそ40人が利用し、実際に保護につながったケースもあるということです。
シールにはQRコードが付いていて、はいかいのおそれがある人の衣服などに張っておき、保護した人がスマートフォンなどで読み取ると、家族に通知されます。
23日はこれを使った保護の模擬訓練が花輪の「コモッセ」で行われ、民生委員や、見守りの協定を市と結んでいる事業者の人などおよそ30人が参加しました。
道に迷った人の役の人たちが施設の中を歩いていて、参加者たちが事前に聞いた特徴を頼りに探し出すと、声を掛けて、近くのいすに座ってもらい、自分のスマートフォンのカメラ機能でQRコードを読み取り、送信していました。
声を掛ける際には、おどろかせないようにゆっくりと近づき、笑顔で、余裕をもって話すことなどが求められていて、参加者たちはていねいに声がけをしていました。
保護をする役を体験した70代の女性は、「目線をあわせて、ゆっくり話すように心がけました。1人で話をしたり、QRコードも読み取ったりするのはたいへんかもしれないので、状況によっては周りの人にも協力を求めたい」と話していました。
市によりますと、おととし一年間に市内で警察が取り扱ったはいかいなどの情報は57件で、およそ一週間に1件あった計算です。
鹿角市あんしん長寿課では、「保護者と発見者が直接やりとりできるので、シールを広めたい。周知し、必要な人に使ってもらいたい」としています。

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