春山の心地よさ味わう観光客 国立公園の八幡平

春山の心地よさ味わう観光客 国立公園の八幡平

 3連休初日の20日、国立公園の八幡平の秋田側では、冬の間通行止めになっていた山岳観光道路の一部が開通し、早速訪れた人たちが春山の心地よさを味わっています。

 八幡平の頂上付近を中心にして、秋田と岩手を結ぶ山岳観光道路「八幡平アスピーテライン」のうち、秋田側の鹿角市八幡平の後生掛と蒸ノ湯の間、2.8キロが、19日に開通しました。

 その翌日で3連休初日の20日、蒸ノ湯には、道路の除雪でできた「雪の回廊」をドライブする年配の夫婦や子ども連れの家族、それに春山登山を楽しむ人などが訪れていました。

 この日は見事なほど青空が広がっており、訪れた人たちは、温かい日差しのなかで冷たい風を浴びる気もちよさを味わいつつ、高さが3メートルほどある雪の壁を背に写真を撮ったり、見晴らしを楽しんだりしていました。

 神奈川県川崎市から家族5人で訪れていた女性は、「神奈川にはない大自然にふれられて、リフレッシュできました。子どもたちが雪の回廊を見て、大きい、きれいと喜んでいるので、来てよかった」と話していました。

 アイゼンを付けたブーツをはいて登山していた長野県の30代の男性は、「頂上に行ってきましたが、広大な雪原の中を歩く気もちよさと、空と山のコントラストが美しかった。このあと、観光もして帰ります」と話していました。

 この季節の八幡平の魅力について八幡平ビジターセンターでは、「残雪が固く、暖かいので、散策などが楽しめます。遠くからだとピンク色に見えるブナの花や葉の芽などを見て、少しずつ近づいている春を味わってほしい」としています。

 八幡平アスピーテラインの後生掛と蒸ノ湯の間は来月15日まで、午後5時から翌朝午前8時半までの夜間通行止めの措置がとられているほか、天候によっては通れない日もあります。

 そして来月15日には全線が開通し、秋田と岩手の間で通り抜けができるようになり、本格的な観光シーズンを迎えます。

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