脳血管疾患と心疾患の予防に引き続き力 鹿角市

NO IMAGE

 鹿角市は、市民の健康づくりの計画の改訂案をまとめ、死亡率が依然高い脳血管疾患と心疾患の予防などに力を入れることとしています。

 市の「第3次健康かづの21計画」が10か年の計画期間の中間年を迎え、がんや生活習慣病に起因する病気の死亡率が依然高いこと、また目標の指標の一部が悪化していることなどを踏まえ、来年度から5か年間の計画を改訂することになりました。

 計画策定時の平成30年度のデータで、市内の死亡率が県全体の平均に対し、脳血管疾患で1.5倍、心疾患で1.6倍と高かったため、予防が重点に位置づけられていました。

 市によりますと、今年度の市内の死亡率は7年前に対し、脳血管疾患で16%、心疾患で12%減りましたが、いまだ県平均に対し脳血管疾患で15%、心疾患で23%それぞれ高い状況です。

 このため計画の改訂でも、引き続き重点分野に位置づけ、数値目標として今年度の数値に対し、脳血管疾患で30%抑え、また心疾患は県平均以下とすることを掲げました。

 計画中ではそのために取り組みを、それぞれの立場の役割を示していて、市民には、脳梗塞の前ぶれの症状を知ることや、健診、治療の受診、減塩と野菜を意識した食事などを求める考えです。

 いっぽう健康寿命の目標値として、男性で現状の77.94歳から81.6歳へ、女性で81.27歳から87.6歳に引き上げたい考えです。

 そのために市民には、適正体重を知り、バランスの良い食事や運動をすることを求め、市では事業所などを訪れる健康講座や、若い世代が性や妊娠に関する正しい知識を身につけ将来の健康につなげる「プレコンセプションケア」を周知するなどとしています。

 市では、「市民、地域、学校、職場、行政などが協働し、支え合いながら健康づくりに取り組み、心身ともに健やかに生活できる社会をめざす」としています。

 市は今月中にこの計画を改訂する方針です。