新技術を使って農業の生産性の向上や省力化に役立てる「スマート農業」を紹介するセミナーが鹿角市で開かれ、実践例などが示されました。
これは、スマート農業の導入促進に取り組んでいる市などが開いたもので、18日、市交流センターに農業者などおよそ40人が集まりました。
はじめに県の職員が導入例を示し、ドローン、トラクターの自動操舵、無人の田植え機、それにパソコンやスマートフォンを使った農地の管理などを挙げました。
続いて、キュウリの換気システムを導入した市内の農家が成果を紹介しました。鹿角市は古くから東北有数のキュウリの産地です。
報告した鹿角市花輪寺坂の兎澤弘樹さん(50)は、ビニールハウスの脇のビニールが、設定した温度によって自動で開閉するシステムを去年使っていました。
状況について、「田んぼからハウスに行って開け閉めして、田んぼに戻るまでかかっていた1時間がいらなくなった」「収穫量がおよそ44%アップした」「外の気温や風にあわせて、機械がこまめに開け閉めしてくれた」などと説明しました。
また導入費は100万円あまり、使用料は一台あたり月額で、コースごとに千円台から3千円台であることを示しました。
説明を聞いた農業法人に務める20代の男性は、「ネギのビニールハウスがたくさんあって、温度管理に苦労している。導入したら楽になりそうだ」と話していました。
キュウリのスマート農業化では、換気システムの導入支援を県と市が続けているほか、市は新年度にうねに水や栄養を流すシステムの導入を補助するメニューを新たに設ける見とおしです。
市では、「農業経営を持続可能なものにして、次世代へつなげることがテーマになっている。スマート機器の導入支援を強化していく」としています。

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