国立公園の八幡平の秋田側で、一般のドライバーが自家用車を使って、有料で客を乗せるサービスの実証運行で、ことし6月から玉川温泉地域にも延伸する見とおしになりました。
自家用車に客を乗せる、いわゆる白タク行為は原則禁止されていますが、交通の空白地帯などで住民や観光客の足を確保しようと、自家用有償旅客運送制度が設けられています。
国立公園の八幡平では、秋田側のアクセスの弱さから、来訪者の多くが岩手側から上って岩手側に下りており、この制度を使って観光客を呼び込もうと、鹿角市の八幡平温泉郷の観光事業者などがNPOを立ち上げ、「ドラゴン号」と名づけて実証運行をしています。
2年めの今年度は、八幡平頂上と鹿角花輪駅の間で、予約があった時だけ運行しています。
そうしたなか、観光客や観光関係者から玉川温泉地域への延伸を求める声があり、16日に市役所で開かれた公共交通に関する協議会で市が提案し、承認されました。
運行はことし6月からを見込んでいて、八幡平頂上と玉川温泉地域の間を3往復するダイヤを設定し、予約があった時だけ運行します。
玉川温泉は国内外で知られる温泉地ですが、八幡平頂上と行き来する公共交通が現在なく、市は玉川温泉を訪れた人を秋田側の八幡平や市内に誘導したい考えです。
今後、NPOが運輸局に申請し、許可を得られた段階で運行が正式に決まります。ドラゴン号全体の実証運行の期間は、一昨年度から3年間です。
鹿角市産業活力課では、「玉川温泉、田沢湖地域とのアクセスや観光の幅を広げて、秋田側の八幡平や市内への誘客を増やしたい」としています。

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