鹿角市の高校の演劇部の公演が行われ、秋田県大会で最優秀賞も受賞した、社会派の作品を部員たちが堂々と披露しました。
これは鹿角高校演劇部が年3回もつ披露の場の一つで、15日、花輪の「コモッセ」で行われた自主公演です。
上演した作品「きおくのき」は、顧問の一人、黒澤恵一さんが書き下ろしたもので、認知症の介護の苦悩や家族の絆を真正面から描いた社会派作品です。
部員たちは、祖母の記憶から消えた切なさを抱える少女や、介護の辛さから娘に辛く当たってしまう母親などを、シリアスに演じました。
そしてクライマックスの家族の絆を再確認するシーンでは、会場からすすり泣く声ももれていました。
観覧した40代の女性は、「高校生たちが重いテーマに向き合っていたので、難しかったと思いますし、とても立派です」と話していました。
鹿角高校の演劇部の部員は1年生の7人で、キャスト、スタッフのほか、演出者や舞台監督も役割分担しています。
去年11月の秋田県高校演劇発表会でこの作品を上演し、エントリーした10校のなかから最優秀賞を受賞しており、ことし夏の全国高校演劇発表会の県代表に選ばれています。
この作品で重視していることについて、部長の兎澤柑奈さんは、「日常の場面を演じているので、自然な会話や行動に見えるようにすることを大事にしています」と話します。
そして、「仲がいい同級生ということで、家族らしい演技もできていると思うので、全国大会まで部員同士のつながりを大切にしながら、たくさん練習をして、一番をとりたい」と意気込んでいます。

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