風力発電の建設業者の回答公表 鹿角市の団体

風力発電の建設業者の回答公表 鹿角市の団体

 鹿角市花輪の風力発電所の建設計画に反対する市民団体の催しが開かれ、団体が業者に寄せた質問の回答が示されました。

 これは、建設に反対する2つの市民団体「青垣山の自然と景観を守る会」「青垣山の自然を後世に残す会」が14日、花輪の「コモッセ」で開いたもので、およそ90人が集まりました。

 建設を計画する2社のうち1社が今月寄せた回答が示され、稼働後に健康被害を訴える市民が出た場合の対応については、「状況や発生条件を聞き取り、気象や運転などを確認し、専門家の助言も得ながら対策を検討し、真しに対応する」としています。 

 事業終了後の原状復旧では、「植林を含む原状復旧をした場合には、森林管理署などの土地管理者へ返還することになる。その後の森林管理は、土地管理者の責任のもとで適切に実施されると認識している」と答えています。

 またクマの生息への影響については、「稼働の影響について現時点で確立した知見は多くないが、研究の収集に努めるとともに、現地調査で生息状況を確認する。その結果や専門家の助言を踏まえ、影響の回避または可能な限り減らせるよう検討していく」としています。

 それに、市への納税額の問いには、「固定資産税は1基あたりおよそ2億円程度の見込みだが、最終的な設備コストで変動する可能性がある」と回答しています。

 集会で出席者からは、建設による自然への影響を心配する声などがあったほか、「業者の説明を聞きたい」、また「市民を二分することをおそれている」などの意見がありました。

 訪れていた70代の女性は、「子や孫に豊かな自然を残したいので、建設は反対です」と話していました。

 いっぽう50代の女性は、「若い人の意見がまったくない、こうした場の声だけで地域の将来を考えず、いろいろな人の意見が必要だと思う」と話していました。

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