大雪の農業被害「県と協調助成」 鹿角市議会、代表質問

大雪の農業被害「県と協調助成」 鹿角市議会、代表質問

 鹿角市の3月議会は10日、代表質問が行われ、大雪で甚大な被害が出ている農家の支援について市は、果樹の植え替えや融雪剤の費用などを県とともに助成する方向で検討していることを説明しました。

 鹿角市はこの冬、観測史上最多の大雪に見まわれ、市と農協によりますと農業における被害額は、果樹や農業施設などであわせて2億3千万円程度にのぼるとみられます。

 代表質問には、会派「誠心会」の浅石昌敏幹事長、会派「鹿真会・公明」の田村富男議員、会派「新時代かづの」の湯瀬弘充会長が登壇しました。

 大雪による農業被害への支援のあり方を問われた市側は、「県が2月定例会に予算案を追加提出しており、農業施設などの復旧、樹園地での改植、融雪剤などの費用を支援するものとなっており、本市でも協調助成をする方向で検討している」と説明しました。

 いっぽう、市内の医療体制の方向性を問われた市側は、「かづの厚生病院が救急医療や地域で不足する診療科目での、かかりつけ医や外来機能の役割を担うとともに、高度な急性期を担う大館市立総合病院などの医療機関や、市内の急性期、回復期、慢性期を担う3病院、開業医と連携することで、本市の医療水準の維持が可能と考えている」としました。

 また、2年前から空き校舎となっている旧十和田高校の利活用を求められた市側は、「去年の市民アンケートから、市民全体で意見が定まっていないと受け止めている。経済効果や地域活性化の期待が一定程度あるいっぽうで、行政主導型の用途の支持は高くなく、まずは民間活力の活用を基本に検討していく」としました。

 いっぽう、市が新年度から10年間で取り組むとしている学校再編で、スケジュールを問われた市側は、「小規模校の現状や児童生徒数の推計などを勘案し、中長期的な視点で学校数や配置を考える必要がある。現在、教育委員会の方針や再編の基準を整理しており、新年度から住民や保護者との意見交換会を開く」と説明しました。

 また、大湯ストーンサークル館への飲食、物販機能の求めに対し市側は、「増築などのリニューアル後のグランドオープンは、令和13年度をめざしている。現在の施設は用途がガイダンス施設だが、リニューアル後は文化観光拠点との位置づけを見込んでおり、利便性、満足度を向上させるためカフェ、ショップを設置する」との計画をあらためて示しました。

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