メールで保健師の相談受け付け開始 鹿角市の自殺予防事業

メールで保健師の相談受け付け開始 鹿角市の自殺予防事業

 鹿角市は尊い命が犠牲になる自殺を防ごうと、メールで保健師が相談に応じる取り組みを新たに始めました。

 市は自殺予防の相談について、保健センターの窓口や電話で受け付けているほか、ほかの事業や外部機関をつうじて把握し、対応しています。

 市によりますとその数は多くはないものの常にあるそうで、市は必要としている人が潜在的に常時、一定数いるとみています。

 そうしたなか、市が先月下旬にスタートさせた、メールによる相談は、足を運ばなくても、また相談相手と顔をあわせなくても打ち明けられ、また、メールが身近な若い世代にも利用しやすいと考えています。

 利用者は、市の広報物、ポスターなどに掲載されるQRコードを読み取り、氏名もしくはニックネーム、性別、年代など最低限の情報を登録したうえで、その回から相談できます。

 市側は、悩みの相談を担当し、ケースごとに必要な専門機関を熟知している保健師たちが応じ、原則として3日以内に返信するということです。

 市によりますと、市内の去年の自殺者数の暫定値は6人で、傾向として、働き盛りの世代が目だち、また要因には健康や経済の問題が多いほか、それらが複合的に絡んでいるケースも少なくありません。
 
 鹿角市すこやか子育て課では、「新たに始めた子ども向けのSОSの出し方講座をつうじ、悩みを打ち明けるケースも出てきている。皆さんが相談で使いやすいメールという手段を設けて、一人で悩まず、話すことで気もちを軽くする手伝いをしたい」としています。

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