農水大臣が大雪被害などを視察 鹿角市ほか

農水大臣が大雪被害などを視察 鹿角市ほか

 鈴木農林水産大臣が鹿角市などを訪れ、大雪の被害を受けた果樹園や中山間地域の農地などを視察しました。

 鹿角市はこの冬、観測史上最多の大雪に見まわれ、市と農協によりますと農業における被害額は、果樹や農業施設などであわせて2億3千万円程度にのぼるとみられます。

 鈴木大臣は8日、鹿角市で中山間地域の農地を視察するとともに、大館市と青森県黒石市の果樹園を巡り、大雪による被害を確認しました。

 鹿角市では笹本市長が、JAかづのの阿部浩一組合長とともに要望書を鈴木大臣に手渡し、「記録的な大雪で、農家から緊急支援を求める悲痛の声がたくさん上がっています」などと話しました。

 要望書では、被災農家が早期に経営再建できるように、施設の復旧や、果樹の改植と未収益期間の対策、それに各種制度の資金などの支援が求められました。

 いっぽう中山間地域の視察で鈴木大臣は、農地で地元農家から状況を聞くとともに、若手農家たちと意見交換をしました。

 国は、全国の農地のおよそ4割を占めるものの、地理的に様々な制約がある中山間地域への支援の見直しを進めています。

 花輪新田町三区の田んぼとソバ畑では、鈴木大臣に対し農家の男性が、「親が子どもに、農業をやれと言えない。年間をとおした作業の多さ、コメの値段の問題、クマの問題もある」などと話しました。

 また花輪の式典会場で行われた、若手農家たちとの意見交換は、報道陣に非公開で行われ、市によりますと農家側からは、中山間地域への交付金における、対象農地の拡大や、機械の購入への支援が求められるなどしたということです。

 鈴木大臣は、「厳しい状況の中山間地を守っている皆さんがいて、地域が成り立っている。これから10年先、20年先に気候変動で天気も厳しくなってくるなかで、どう維持していくか、国の支えはどのくらいの水準であれば皆さんがまだまだ頑張れるかを聞きたい」と話していました。

(写真はクリックすると見られます)