鹿角管内の高校をことし春に卒業した就職希望者に対する事業所の求人倍率が、近年高水準で続いていたなかでさらに上昇し、若い働き手の不足が深刻です。
ハローワーク鹿角の1月末時点のまとめによりますと、今月に県内の高校を卒業し、就職を希望している生徒一人に対し、管内の事業所で何人の求人があるかを示す求人倍率は、6.37倍となっています。
この水準は、前の年から1.27ポイント上がり、6.37倍となっています。
管内では13年前に、求人数が求職者数を上回る、いわゆる売り手市場に逆転して以降、求人倍率が伸び続けています。
これは、少子化と進学志向の高まりで地元への就職を希望する生徒が減り、さらに企業で人材が不足し、求人を増やすという流れによるものです。
今年度の管内の新卒高校生のうち県内への就職を希望する人数の30人は、県外希望者の15人の2倍ですが、10年前のおよそ半数まで減っています。
これに対し管内の事業所からの求人は、71社からの191人分あり、地元への就職を希望する生徒の数が大幅に足りていません。
そのうち管内の事業所で獲得できたのは、管内の高校からの21人と県内のほかの地域の高校からの3人で、あわせた充足数の24人は、減少傾向にあるなかで、去年からさらに17人、率にしておよそ4割減り、過去10年で最も少なくなっています。
いっぽう就職の内定率は、県内の希望者が90%ちょうど、県外の希望者が100%となっていて、関係機関が早期の全員の内定獲得をめざしています。
ハローワーク鹿角では、「物価高で企業が求人を抑えられる傾向にあるなかでも、若い人材の求めは多く、不足の裏づけになっている。生徒の選択肢を広げられるように、新年度も企業に求人内容の充実を働きかけていく」としています。







