果樹の大雪被害、軽減へ講習会 鹿角市

果樹の大雪被害、軽減へ講習会 鹿角市

 果樹産地の鹿角市で、記録的な大雪で深刻な被害が出ているなか、被害を減らすための対策を紹介する講習会が開かれました。

 鹿角市内では記録的な大雪により、特産のリンゴやモモで、幹が割れたり、枝が折れたりする被害が出ています。こうした被害は来年以降の収穫にも影響するため、深刻です。

 秋田県園芸振興課が26日、鹿角市花輪のかづの果樹センターで開いた、被害を軽減するための講習会には、地元の果樹農家およそ70人が参加しました。

 木の復旧について県の研究員は、処置を早い時点で行うことと、被害の程度に応じた復旧を求めました。

 被害を受けた木を修復するか、あるいは切って植え直すかの判断基準については、樹齢や、枝の被害の割合、裂けめの損傷程度などを参考にするよう助言しました。

 ほかに春の肥料の散布について、被害が大きい木の場合、逆にダメージを与える懸念があるとし、被害状況にあわせて肥料の量をコントロールしたり、場合によっては見送るよう呼びかけました。

 いっぽう、今後の雪解けとともに、枝が地面の雪の沈みに引っ張られて折れる被害が相次ぐことが予想されており、対策として、融雪剤を背負い式の散布機でまく方法や、ドローンを使った散布を業者に発注することを提案しました。

 訪れていた鹿角市八幡平の70代の果樹農家は、「一度に多くの雪が降って、手のほどこしようがなかった。8割ぐらいの木で被害が出ているので、果樹農家をやめようかという選択肢も考えている」と話していました。

 主催した秋田県園芸振興課では、「今後の営農に不安を感じている人も多いと思います。これ以上被害を拡大しない、最小限に抑えられるよう、今できることや、その後の管理で、一定の生産量を確保してほしい」としています。

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