鹿角市、観光戦略部を新設へ 交通・文化財と一体対応

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 鹿角市は新年度の機構改革として、観光施策を交通や文化財の分野と一体で取り組む「観光戦略部」を新たに設置することを明らかにしました。

 市は、5か年単位で進める市政の総合的な計画のスタートにあわせ、観光施策について交通や文化財の保護、活用と一体で取り組もうと、観光戦略部を設けることにしました。

 市で最も大きな部署の単位である部を再構築する機構改革は10年ぶりで、国内外から投資されるまちづくりを公約の一つに掲げる笹本市長の発案です。

 ねらいについて笹本市長は、「鹿角市には人を呼び込める、世界的にも貴重な文化資源が多くあり、魅力をどうつくり、どう結ぶかについて、全体的な戦略として捉える必要がある」としています。

 業務の進め方については、「取り組み一つずつをどうするかよりも、一体的に考える環境をつくるところからスタートさせたい」としています。

 市は機構改革をするための条例改正案を、27日に開会する3月議会に提案する方針です。部の中におく部署や人数、顔ぶれは、定期人事異動とあわせ、来月に発表するとしています。

 現在、観光は、農業や商工業などとともに産業部内の業務の一つに位置づけられていますが、観光をメーンに位置づけた部として強化される形です。

 また文化財は教育委員会の生涯学習課で、交通は観光と生活環境のそれぞれの部署で対応しているものが、観光と一体で取り扱われます。

 鹿角市は景勝地や温泉、観光施設など、観光資源を多くもつほか、近年は祭りや遺跡が世界級の遺産に登録、認定され、人の呼び込みにつなげることが期待されています。

 いっぽうで、全国的に伸びている外国人観光客の誘客で遅れをとるなどしていて、首都圏からのアクセスや、車を持たない旅行者への対応などが課題になっています。