若者活躍の環境づくりなど重点 鹿角市の当初予算案

若者活躍の環境づくりなど重点 鹿角市の当初予算案

 鹿角市は、若者が活躍する環境づくりなどを重点に位置づけた、新年度、令和8年度の当初予算案を発表しました。

 市が17日に発表した新年度の当初予算案は、一般会計の総額で、前の年度と比べ10億300万円、率にして5.5%多い196億500万円です。

 過去最大だった一昨年度を超える規模となっていて、学校をはじめ公共施設の設備更新などが必要となってきていることなどが影響しています。

 いっぽう、新たな総合計画のスタートにあたり、農林業や商工業、教育など、政策的な分野の予算がほぼすべて前年度を上回っています。

 政策の重点には、安定した雇用と所得の向上、若者が活躍する環境づくりなどが設定されています。

 対する歳入では、国の交付税や借金などからなる依存財源の割合が67.7%、市税などで得る自主財源が32.3%となり、前の年度から0.6ポイント依存が進みます。

 主要財源の市税は、年金所得の増加などを見込み、前の年度から2.6%増えて、32億3千300万円。国からの地方交付税は1%減って75億4千600万円と見込んでいます。

 基金の取り崩し額は今年度から20%増えて19億1千100万円。借金にあたる市債は、発行額の9億6千300万円に対し、償還額が21億1千200万円で、来年度末の残高は134億円台まで大きく減る見とおしです。

 市長就任後、初の当初予算の編成となった笹本市長は、最も思いを込めた分野を記者会見で問われ、「若者への投資は、鹿角市の未来への投資にもなる。鹿角高校の魅力化や、若者議会の立ち上げに向けたなどの事業がある」と説明しました。

 さらに、ほかに「笹本カラー」が大きく反映している点として、「補助金について、固定化から脱却し、分かりやすい投資にしたい。今だけの解決ではなく、事業をやったことで10年後にどうなっているかを重視している」と話しました。

 鹿角市の新年度当初予算案は、今月下旬に開会が見込まれる3月議会で審議されます。

(グラフ、写真はクリックすると見られます)