新規契約、前年度の2.4倍 鹿角市の再エネ電力会社

新規契約、前年度の2.4倍 鹿角市の再エネ電力会社

 鹿角市がゼロカーボンをめざす取り組みの柱に掲げている、地元の再エネ電力会社の推進で、今年度の新規契約数がこれまでだけで、前の年度の年間総数のおよそ2.4倍に上っていることが分かりました。

 鹿角市は2030年のゼロカーボン達成の道筋となる実行計画を3年前にスタートさせ、柱の取り組みとして、地元の再生可能エネルギーで発電した電力を供給している、市の第三セクター「かづのパワー」の利用を市内で増やすことを掲げています。

 市によりますと新規契約数が、計画初年度の一昨年度に63件、昨年度に171件だったのに対し、今年度は先月末までですでに、昨年度実績のおよそ2.4倍となる413件にのぼっています。

 実行計画では、取り組みごとの二酸化炭素の削減量の目標も設定していて、このままの状況で進んだ場合、今年度末におよそ24%に達すると市はみています。

 その目標達成率の24%が昨年度末から3.4%の上昇と大きく伸びていないなかで、契約件数が2.4倍と大きく増えており、住宅など小規模の利用者が増えた表れになっています。

 市は、市内の消費電力のおよそ半数をかづのパワーに切り替えることもめざしていて、その達成率は先月時点で19.7%となっています。

 13日に市役所で開かれた、エネルギーに関する協議会で委員からは、「安さや、持続可能性の安心感をさらにアピールするべきだ」などの意見がありました。

 鹿角市ゼロカーボン推進室では、「公共施設の切り替えはほぼ終わった。かづのパワーが安定していることをアピールしながら、利用者をさらに増やしたい」としています。

 今年度、計画の達成に向けてはほかに、市民の省エネ家電の購入補助金で206件、自家消費型太陽光、蓄電池の導入に対する補助金で10件、かづのパワーへの供給を条件にした太陽光発電所の建設を補助するメニューで1件の利用がありました。

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