鹿角市と小坂町の管内の労働市場は、求人の数が5か月ぶりに600人台まで増え、物価高や最低賃金の引き上げを見すえた、企業側の雇いびかえが緩和しています。
ハローワーク鹿角の12月末時点のまとめによりますと、企業からの求人の数は616人で、前の月から44人増えました。
求人の数は前の月まで去年8月以降、500人台に落ち込んでいましたが、5か月ぶりに600人台まで増えました。
ハローワークによりますと、企業が物価高や、ことし3月末の最低賃金の大幅な引き上げを踏まえ、求人の提出をひかえる動きが続いていたいっぽう、年度末を見すえた求人の準備などがあるということです。
対する、仕事を求めた人は487人で、前の月から2人増えました。
管内の求職者は近年、年度替わりの時期を中心に500人台、600人台まで増えたあと、400人台を中心に推移していて、今回も同様となっています。
これらにより、仕事を求めた人一人に対し企業からの求人が何人あったかを示す有効求人倍率は、前の月から0.08ポイント上昇し、1.26倍となりました。
この水準も、雇いびかえで1.1倍台が続いていたのが、求人の増加を受け4か月ぶりに1.2倍台まで上がりました。
秋田県の平均と全国の平均はともに1.19倍で、管内はこれを上回っており、ほかの地域に比べ労働力が不足している傾向を表しています。
ハローワーク鹿角では、「求職者が、応募したい仕事がないからと滞留することがないように、積極的に情報提供するとともに、企業に条件緩和を提案するなどして求職者とマッチングしていく」としています。







