地元企業の高卒充足率、わずか12% 鹿角地域

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 高校をことし春に卒業予定で、就職を希望する生徒に対する求人で、鹿角管内の事業所の充足率は11.5%と低迷していて、若い働き手の不足が深刻です。

 ことし3月の高校卒業予定者をめぐる、ハローワーク鹿角の去年12月末時点のまとめによりますと、管内の企業からの求人は71社からの191人分で、9年連続で200人前後と、求めが多くあります。

 これに対し就職内定者の人数は、管内の高校からの20人と管外の高校からの2人のあわせて22人で、充足率は11.5%にとどまり、企業側にとって極めて厳しい状況になっています。

 生徒側からみますと、管内の高校、支援校で県内の就職の希望者は30人で、少子化と、進学希望の高まりを受け、前の年から8人減りました。

 そこでは、県内の希望が去年から8人減ったのに対し、県外の希望が8人増えており、生徒の県外志向が表れています。

 少子化と進学希望の増加で就職を希望する生徒が減っていますが、今年度の45人は、過去10年のなかで最も少なく、また10年前のおよそ半数に減っています。

 このため、就職を希望する生徒一人に対し何人の求人があるかを示す管内の求人倍率は、6.37倍と過去10年で最も高くなっています。

 いっぽう、12月末までの就職の内定率は、県内が90%、県外が100%、全体で93.3%となっていて、関係機関が早期の全員の内定獲得をめざしています。

 ハローワーク鹿角では、「学生側にとっては、求人の選択肢が多い、有利な状況にある。地元の企業の魅力を多くの学生に伝わるように支援していく」としています。