若い労働力の不足が深刻ななか、若手従業員たちにコミュニケーション力を高めてもらい、離職を防ごうというセミナーが鹿角市で開かれました。
これは地元の商工会と行政が定期的に開いているもので、28日、県鹿角地域振興局には、鹿角管内のおよそ10の事業所から15人ほどの10代、20代の従業員が集まりました。
講師を務めた精神保健福祉士の弘前学院大学、駒ケ嶺裕子(ゆうこ)教授は、若手従業員に多い傾向として、言いたいことがあっても飲み込んだり、質問するかを迷ってタイミングを逃したりするケースを挙げました。
それらを防ぐためにコミュニケーションが欠かせないとするいっぽう、「解釈は人によって違うので、ほかの人との違いを理解して、コミュニケーションをとることが重要です」と助言しました。
また参加者たちが、講師が口頭で求めたとおりの絵を描く体験をしたところ、それぞれ違う仕上がりになり、駒ケ嶺教授は、「捉え方は一人一人で違います。コミュニケーションを一方通行にせず、確認をするほど相手の求めに近づきます」と指摘しました。
まとめとして、「まずは、自分のコミュニケーションスタイルを知ることから始めましょう」とアドバイスしました。
参加した20代の男性は、「感じ方は人ぞれぞれだとあらためて感じました。確認しながら仕事をしていきたい」と話していました。
主催したかづの商工会では、「労働者が不足するなか、若い人材に地元に定着してもらうためにも、コミュニケーションのスキルを高める機会を提供していく」としています。
このほかセミナーでは、市の保健師が悩みを相談できる窓口を紹介し、ストレスを抱える前に利用するよう呼びかけました。

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