大雪で自主避難所を開設 鹿角市で初

大雪で自主避難所を開設 鹿角市で初

 鹿角市は記録的な大雪による住宅の倒壊のおそれへの対応で、自主避難所を設けることを決めました。鹿角市が大雪に関し避難所を設けるのは、これが初めてです。いっぽう、災害救助法を活用した住宅の除排雪の促進は、困難だとしています。

 県が3日、住宅の倒壊による身の危険が大勢の人に迫っているとし、鹿角市などに災害救助法の適用を決めており、市はその対応について災害対策本部で検討していました。

 その結果、住宅の倒壊などの不安がある人が利用できる、自主避難所の開設を決めました。

 市はこれまで、大雨による災害のおそれで避難所を開設することはありましたが、雪に関してはこれが初めてです。

 避難所は、福祉保健センターです。5日午後6時から使えますが、自力でセンターまで移動すること、毛布以外の寝具や食料の持参などを利用者に求めています。

 いっぽう、災害救助法を活用し、住宅の除排雪を優先して業者に委託する方法について検討したものの、救助法で必要としている10日以内の完了が、業者が多忙を極めている現状では難しいと判断し、見送ったということです。

 ただ、職員による高齢者宅などへの除雪支援隊の活動について、6日までとしていた期限を1週間延長しました。

 5日に臨時の記者会見を開いた笹本市長は、「玄関が雪でふさがったり、設備が雪に埋もれて暖房が使えないなどのケースを聞いている。できるだけ早く、できる限りの支援をしたい」と述べました。

 このほか会見で笹本市長は、除雪ボランティアの派遣元の鹿角市社会福祉協議会に対し、心ない言葉を浴びせる人がいるとし、「冷静な対応をお願いします」と求めたほか、「マンパワーがひじょうに不足しているので、除雪ボランティアへの登録をお願いします」と呼びかけました。

 市の職員を含む市社会福祉協議会の除雪ボランティアは屋根の上で作業できないことになっており、屋根の雪下ろしが自力でできない場合は業者に依頼する必要があります。

 いっぽう道路の除排雪を促進させようと、市は5日、地元の建設業協会に対し、除排雪体制の確保を求める要望を出しました。

 そこでは、市道の除排雪を優先するために、市が発注した工事の一時中止や工期の延長に、柔軟に対応する方針も示したということです。

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