大雪による住宅の倒壊のおそれから災害救助法が適用された鹿角市で、自力での除雪が難しい世帯などで市民による除雪の支援が行われています。
鹿角市の積雪は先月下旬以降、過去最多の状態が続き、2日午前4時には鹿角市花輪で積もった雪の深さが、平年の規模の3倍を超える146センチに達しました。
県は、除排雪の請負業者などによる住宅での作業が間に合わず、大勢が倒壊による命の危険がある状況と判断し、3日、県北部の7つの自治体に対し災害救助法の適用を決めました。
鹿角市内でも除雪をする人の手が足りない状況が続いており、自力での除雪が難しい世帯などで市民による除雪の支援が行われています。
市は、業務中に職員が高齢者宅などで除雪をする支援隊を初めて設置していて、4日は笹本市長をはじめ15人が、あわせて5世帯を訪れました。
毛馬内甚兵エ川原の70代の女性宅では、屋根から落ちた雪が屋根の高さまで積もって、屋根の上に雪がたまるなどしており、職員たちが息を切らしながら雪を片付けていました。
訪問を受けた女性は、「屋根から時折、みしみしと音がしていたので、家がつぶれるんじゃないかと心配していました。皆さんの力に感謝しかないです」と話していました。
またこの日は鹿角高校の1年生たちおよそ70人も花輪や八幡平の6軒を訪れ、除雪をしました。
花輪新田町三区の住宅では、玄関から市道までの狭かった通り道を広げたり、3メートルほどまで積み上がった雪捨て場に雪を運んでいました。
男子生徒は、「通る道がせまくてたいへんそうだと思いました。安心して暮らせるようになったらうれしい」と話していました。
笹本市長は、「除雪のマンパワーが足りず八方ふさがりの状態になっている。市役所も動くことで、地域の人たちも主体的に動く社会にしたい」としています。
この日活動した市の職員と高校生は市社会福祉協議会の除雪ボランティアとして派遣されていて、協議会によりますとボランティアには3日の時点で17団体、288人が登録されていますが、「この雪の量にまったく足りていない」とし、随時募集しています。
除雪ボランティアの登録に関するお問い合わせは鹿角市社会福祉協議会(電話0186・23・2165)へお寄せください。









