今回の衆議院選挙で鹿角市では、車を使った期日前投票所が導入され、一般の投票所が遠い地域などを巡り、高齢者などに喜ばれていました。
これは、選挙が急で、雪が多いなかでの実施になったことなどを踏まえ、おととしから行われてきた、建物の中を使った移動投票所に替えて導入されたものです。
自治会長などによる、当日の建物の開け閉めなど見届けが不要になり、また市の事務員の人数が、投票箱一つにつき5人から3人に減りました。
今回は投票箱を載せた2台のワゴン車が3日間、一般の投票所が遠い地域の自治会館の前など33か所を巡り、有権者は車の中で投票用紙を受け取り、投票します。
初日の3日、最初に訪れた八幡平大里の自治会館の前では、ワゴン車が到着すると、職員たちが車内に投票箱や記載台などを準備するとともに、来場者が待機できる車と風よけがついた簡易テントをセットしました。
そして30分間の滞在中、8人の有権者が訪れ、一人ずつ順に車内に入り、投票していました。
杖をついて歩いて訪れた80代の女性は、「車がないので、移動投票所が近くに来なかったら投票をあきらめていたと思う。ありがたい」と話していました。
いっぽう、雪が降る中で順番を待っていた90代の女性は、「雪の多い中で選挙をやらないでほしかった。東京の人たちにこの寒さを知ってほしい」と顔をくもらせていました。
鹿角市選挙管理委員会では、「利用数は伸びないかもしれないが、あくまで移動手段がない人のためという位置づけであり、自治会の負担も減らせた。ぜひ利用してほしい」としています。

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