職員が業務で除雪ボランティアへ 記録的豪雪の鹿角市

職員が業務で除雪ボランティアへ 記録的豪雪の鹿角市

 記録的な豪雪を受け鹿角市は、職員が業務として高齢者宅などで除雪をする支援隊を設置しました。これまでの休日のボランティアよりも多い日数と人数で、除雪を支援できるようになりました。

 市は市内の積雪が過去最多に上っていることと、雪に関する人や建物の被害が相次いでいることを踏まえ、2日、警戒レベルを2つ引き上げ、最大のレベル5となる雪害対策本部を設置しました。

 現状について市は、「家の除雪を業者に依頼しても3週間待たなければならないなど、除雪をする人の手が市内で足りない状況」とし、対策本部の取り組みの一環で高齢者世帯等除雪支援隊を設けました。

 これまでの冬も一回の活動につき10人程度の職員が、社会福祉協議会の除雪ボランティアに、休日に参加してきましたが、今回の支援隊は業務中に参加するもので、設置は初めてです。

 これにより活動できる日が、これまでの週末のみから平日に広がるほか、職場内の業務を調整して多くの人数を出せるということです。

 市によりますと初日の募集に対し、笹本市長を含めおよそ150人が参加が可能と申し出ているということです。

 2日の臨時記者会見で支援隊の設置を発表した笹本市長は、「きのう自家用車で市内を回ったが、雪を捨てる場所がない人などがいると実感した。職員が大勢出ていくことで、地域で団結してやっていくんだという姿勢を示したい」と述べました。

 鹿角市花輪では積もっている雪の深さが、気象庁にある1979年以降の記録で最多だった11年前の130センチを超え、2日には平年の3倍以上の146センチとなりました。

 市によりますと被害は報告があったものだけで、重傷者2人、軽傷者1人。住宅の一部損壊が2件、小屋の全壊が1件。ビニールハウスの被害が11件などとなっています。

 社会福祉協議会が派遣している除雪ボランティアは、高齢者や障害のある人などの自宅で活動していて、随時募集しています。

 いっぽう鹿角市の警戒レベル5の雪害対策本部の設置は、およそ3年半前の大雨災害時以来です。市長を本部長にして、全庁体制で対応にあたります。

 避難所の開設や職員の常駐などは現時点ではありませんが、担当者間や関係機関との連携、情報収集、注意喚起を一層強化する方針です。

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