雪に埋まった男性を救助 鹿角市の男女3人

雪に埋まった男性を救助 鹿角市の男女3人

 屋根の雪下ろし中に転落し、半身が雪に埋まっていた人を助けたとして、鹿角市の男女3人が消防本部から感謝状が贈られました。

 感謝状が贈られたのは、いずれも鹿角市毛馬内萱町に住む、パート従業員、刈谷好道さん、76歳と、ともに会社員の石川裕之さん、65歳、ひとみさん、59歳の夫婦です。

 刈谷さん、石川さんと消防によりますと、先月10日午後1時55分ごろ、鹿角市毛馬内城ノ下で屋根の雪下ろしをしていた60代の男性が雪とともに転落し、胸から下が雪に埋まって動けなくなりました。

 自宅の2階から向かいの家を何気に見た刈谷さんが、雪の中で動く人の腕のようなものに気づき駆けつけました。

 男性が雪に埋まって動けないことが分かり、近くで除雪をしていた石川さんに手伝いを求めるとともに、ひとみさんに119番の通報を依頼しました。

 男性は意識がある状態で病院に搬送され、その日のうちに退院できたということです。

 2日、鹿角広域消防本部で表彰式が行われ、欠席したひとみさんを除く2人に感謝状を手渡した木村正樹消防長は、「迅速な通報、勇敢な救助で尊い命を救ってもらった」とお礼を述べました。

 刈谷さんは、すばやく救助や119番通報の依頼をできたことについて、「考えたりしなかった。体が勝手に動いた」と振り返り、また、「2階からでなければ見つけられなかったと思う。助けられて本当に良かった」と話しました。

 石川さんは当時の様子について、「無我夢中だったが、体にスコップを当てないことと、早く助け出さなければいけないことだけは意識できた」とし、また、「けがなく、無事で良かったと、妻と話しています」と取材に答えました。

 鹿角広域消防本部のこの表彰は、平成6年に消防本部が設立して以来、今回が11件めで、感謝状を受け取った人は今回の3人を含め20人です。

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