清めた水を家々にかけて回る「火伏(ひぶせ)」の行事が鹿角市八幡平の集落で行われ、ことし一年の無火災を祈りました。
八幡平の川部(かわべ)集落では、各種の伝統行事を大切に続けていて、この火伏の行事もその一つです。
2日、集落の中心にある神社に世帯主たちおよそ20人が集まり、神官による水のお払いを見守るとともに、無火災を祈りました。
そして代表の2人が清めた水を受け取ると、集落の家々を巡り、訪れた家の前で願掛けをしました。
その願掛けは独特で、火伏のかけ声とともに、ひしゃくで水を家にかけるものです。
代表の男性は、「ひぶせ」というかけ声とともに、勢いよく水を家にかけていました。
訪問を受けた60代の女性は、「毎年来てくれているので、安心しますし、感謝しています。台所で火を一番多く使うので、ことしも消し忘れがないよう気をつけます」と話していました。
かつて鹿角では、いくつかの集落で火伏の行事が行われていましたが、近年はほとんどありません。
川部自治会の神田功会長(67)は、「最近、火事のニュースが多いので、川部から火事を出さないように、みんなで声掛けをしていく」と話しています。

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