文化財防火デーで訓練 鹿角市の文化施設

文化財防火デーで訓練  鹿角市の文化施設

 「文化財防火デー」にちなみ、文化財を所蔵している鹿角市の施設で、火事に備えた訓練が行われました。

 文化財防火デーは、昭和24年1月26日に奈良の法隆寺で火事が起きたことを教訓にして設けられていて、各地で訓練が取り組まれています。

 それにちなみ27日、鹿角市大湯にある世界文化遺産の縄文遺跡「大湯環状列石」のガイダンス施設で、火事を想定した訓練が行われました。

 市の職員のほか、施設で受け付けや案内をしている市民ガイドあわせて10人あまりが参加し、初期消火や来館者の避難誘導のあり方などを確認しました。

 施設にはホールや展示室、工房など、来館者が訪れる場所が様々あるため、参加者たちは事前に役割分担していた場所を訪れ、逃げ遅れている人がいないかを確認していました。

 また、人命を優先したうえで余力がある場合に、特に価値が高い出土品およそ30点を運び出すことも想定されており、担当者たちが土器のレプリカが入ったケースを運び出していました。

 大湯ストーンサークル館の花海義人(よしと)館長は、「来館者の命を守ることを最優先するとともに、世界文化遺産から出土した財産を守るため、訓練を定期的に行い万一に備えている」と話していました。

 鹿角管内にはほかにも不特定多数の人が出入りする施設が多くありますが、鹿角広域消防署十和田分署の木村哲也司令補は、「お客が来る施設は様々な場所があるため、出火場所の想定を変えながら、いくつかの訓練をしておけるといい」と話しています。

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