記録的な大雪、事故や生活の影響など 鹿角市内

記録的な大雪、事故や生活の影響など 鹿角市内

 鹿角市内が記録的な大雪に見舞われていて、除雪中の事故が相次いでいるほか、除雪や交通など生活に大きな影響が出ています。

 気象庁によりますと鹿角市花輪では、積もった雪の深さが今月20日に1メートルを超え、1979年以降の1月のなかで最も多い状態が続いています。

 市内では除雪中の事故が相次いでいて、この冬、屋根からの転落や作業中に車と衝突する事故で、あわせて3人が大けがをしています。

 また住宅では、十分な雪寄せができずに通り道の確保のみにとどまっている家や、屋根や窓際に雪が多く積もっている家が多く見られます。

 除排雪を担っている鹿角地域シルバー人材センターによりますと、受注が殺到していて、依頼から作業までの日数が平年の数日に対し、10日ほどかかっているということです。

 道路の除雪では、幅だしが追いつかず、両脇に雪が積もっている場所があちこちにあり、交差点や歩道の危険性が指摘されたり、自動車のすれ違いが難しくなったりしています。

 50代の男性ドライバーは、「交差点に入る前の両脇の見とおしが悪くて、特に歩道が見えない。危険な状態だと思う」と心配していました。

 いっぽう市内には鉄道で通学している中高生たちがいますが、花輪線の雪による運休の頻度が多く、本人、家族に負担が出ています。

 子どもが大館市の高校に通う50代の女性は、「最近は毎日送り迎えをしているので、仕事の休みをもらうたびに申し訳なく思っている。ガソリン代と、乗っていない列車の定期代の両方にお金がかかっているのも負担です」と話していました。

 また市内では、果樹の枝折れやビニールハウスの損壊など、雪による被害が出ています。

 鹿角市の笹本市長は26日の定例会見で、「皆さんが除雪のフラストレーションを抱えていると思う。道路の除雪は、天候が落ち着いたら排雪に取り掛かりたい」と述べました。

 いっぽう、こうした状況を踏まえ、鹿角市の議員の会派「新時代かづの」は23日、市長あてに要望書を提出しました。

 要望事項は、道路の排雪や、花輪線の円滑な除雪の働きかけなどです。

 会派の湯瀬弘充(ひろみ)会長は、「市民の雪に関する問い合わせが多い。要望事項に早急に対応してほしいし、都度、状況や取り組みについて発信してほしい」としています。

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