鹿角市で市民参加型のミュージカルが上演され、出演者、スタッフあわせ、平年の3倍の規模のおよそ230人で、成功を果たしました。
花輪の複合施設「コモッセ」の文化ホールで恒例の、市民参加型のミュージカルが今年度、施設の10周年を記念して盛大に企画されました。
参加した市民は様々な年代、立場の人たちで、直前まで増え続けた出演者およそ190人と、スタッフおよそ40人です。去年10月の初稽古に始まり、プロの役者や演出家などの力を借りつつ、仕上げられました。
迎えた本番の25日は、2回の公演にあわせて700人を超える観客を集めました。
幕が開くと、故郷を離れて夢を追う男性と、思いを寄せる父、また地元への就職後、未来を描けないでいる若者と、励ます先輩などの姿が、鹿角を軸に繰り広げられました。
そしてそれぞれの立場から古里のありがたさや鹿角の魅力に触れ、「この町が好きだと実感できた」などと思いを口にしました。
クライマックスは、出演者全員で、勇気をテーマにした曲を歌い、踊り、演奏し、充実したような表情がいくつも並ぶステージに向かい、大きな拍手が送られていました。
孫と観覧した60代の男性は、「出来が市民のレベルではないと思うほど良かった。ストーリーも鹿角のことをしっかり捉えていて、元気をもらったし、鹿角に住んでいて良かったと感じました」と話していました。
脚本家、演出助手、俳優などを務めた鹿角市花輪久保田の社会保険労務士、佐々木祐介さん(45)は、「市民のミュージカルですが、俳優さんたちの演技は最高の出来でした。見た人が古里鹿角を大切に思うとともに、未来を自分事と捉えてほしい」と話していました。

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