災害廃棄物の処理で民間と協定 鹿角市と小坂町

災害廃棄物の処理で民間と協定 鹿角市と小坂町

 災害時の大量のごみを大規模な能力をもつ企業が処理し、いち早い復旧につなげようという協定が、鹿角市、小坂町と企業の間で結ばれました。

 これは、ともに小坂町にある廃棄物の中間処理業者「エコシステム小坂」、埋め立て業者「グリーンフィル小坂」と、そのグループ企業のマネジメント会社「エコシステムジャパン」の3社が、鹿角市と小坂町に提案し実現したものです。

 災害時には、家具やがれきなど大量のごみが発生し、生活や町の再建に影響するケースがあり、今回のグループ企業はその解消に向け、9年前の初協定以降、全国の19の自治体、広域行政組合と協定を結んできました。

 23日は鹿角広域行政組合の会議室に、組合の管理者、笹本鹿角市長と、副管理者、細越町長、それに3社の代表が集まり、協定者にサインしました。

 笹本管理者は、「災害時に廃棄物を迅速に処理し、被災住民の不安と負担を軽減しながら、一日でも早く日常生活を取り戻す支援が欠かせない」と意義を強調しました。

 またエコシステム小坂の伊藤亮嗣(りょうじ)代表取締役は、「連携が、地域の発展と持続可能性の向上につながればうれしい」と述べました。

 鹿角市内、小坂町内の一般廃棄物は通常、鹿角広域行政組合のごみ処理場で焼却され、焼却灰が小坂町の最終処分場に埋め立てられています。

 今回の協定により災害時は、埋め立ての担い手は同じ最終処分場ですが、焼却を大規模な処理能力をもつ中間処理業者が担えるほか、グループ企業による2社の一括処理により、スピーディーな対応が期待されます。

 処理は有償で委託され、費用は都度計算されるということです。

 鹿角地域では11年前の大規模な水害で、大量の災害ごみが発生し、処理が追いつかず、仮置き場にストックしたケースがありました。

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