鹿角市でブランド化が進む啓翁桜の生産者たちが市役所を訪れ、真冬に満開の桜を披露しました。
20日は最も寒さが厳しくなるころと言われる「大寒」で、市内は大雪。そんななか、市役所の応接室には鮮やかなピンク色の桜が持ち込まれました。
鹿角市で12年前に出荷向けの栽培が始まった啓翁桜です。真冬に咲かせられるため、正月飾りや式典用などで重宝されています。
出荷が春から遠いほど価値が上がることから、鹿角の冷涼な気候を生かして特産にしようと作付けが徐々に広がっていて、ことしは3つの法人と7人の農家で、あわせて6.4ヘクタールで栽培されています。
栽培者たちが持ち込んだ花束を見た笹本市長は、「優しい色で、ほっこりしますね」と話すとともに、「出荷の時期をコントロールできるのは、魅力でもありますね」とビジネスチャンスを捉えていました。
市場にインパクトを与えようと、毎年、日本一早い出荷をめざしていて、栽培グループによりますと今シーズンは、去年に続く単独日本一は逃しましたが、先進の山形の産地と同着の国内最速だったということです。
栽培グループの佐藤義隆会長(71)は、「冬の所得が増えるので、栽培したいという話が周りに広がって、少しずつ栽培者が増えている。地元の人が自慢できるものになってほしい」と話していました。
鹿角市の啓翁桜の今シーズンの収穫は、3月いっぱいまで続き、前の年と同じ規模のおよそ2万5千本の出荷が予定されています。

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