鹿角市と小坂町の管内の労働市場は、求人の数が4か月続けて500人台に抑制され、物価高や最低賃金の引き上げを見すえた、企業側の雇いびかえの傾向が反映しています。
ハローワーク鹿角の11月末時点のまとめによりますと、企業からの求人の数は572人で、前の月から15人減りました。
求人の数は近年、600人台から700人台で推移していましたが、ことし8月に500人を割り、その後も減少傾向にあり、570人台まで減ったのはおよそ12年10か月ぶりの落ち込みです。
ハローワークによりますと、企業が物価高や、ことし3月末の最低賃金の大幅な引き上げを踏まえ、求人の提出をひかえている動きがあるということです。
対する、仕事を求めた人は485人で、前の月から12人減りました。
管内の求職者は近年、年度替わりの時期を中心に500人台、600人台まで増えたあと、400人台を中心に推移していて、今回も同様となっています。
これらにより、仕事を求めた人一人に対し企業からの求人が何人あったかを示す有効求人倍率は、前の月と同じ1.18倍となりました。
求人が急激に減りましたが、求職者もこの半年ほど減少傾向にあり、1.2倍前後が5か月続いています。
また地域の特性から、秋田県全体や全国の平均より高い状況が多くありますが、求人の減少により、秋田県の平均の1.20倍、全国の平均の1.18倍並みで推移しています。
ハローワーク鹿角では、「最低賃金の引き上げと資材など物価高騰で企業が求人を絞っているが、人手不足の状況は続いている。求人情報を求職者にアプローチするとともに、企業側に条件緩和を提案するなどして求職者とマッチングしていく」としています。







