総販売額、過去10年の最多 鹿角地域の農協

総販売額、過去10年の最多 鹿角地域の農協

 鹿角市と小坂町を管轄する農協が年間の実績を報告する催しがあり、米価の高値販売などを受け、品目すべてをあわせた販売額が過去10年のなかの最多となったことが示されました。

 かづの農協の「生産者大会」が16日に花輪の式典会場で開かれ、優良生産者が表彰されるとともに、出席者およそ150人に対し、今年度の生産と販売の状況が示されました。

 それによりますと主力のコメは、生育の良さで集荷量がおととしから5%ほど増えましたが、米価の高値が大きく反映し、販売額は前の年のおよそ1.7倍にのぼる19億6千万円となりました。

 販売規模がコメに次ぐキュウリは、高温で生育が伸び悩み、販売額は前の年からおよそ6千万円減り、およそ4億円となりました。

 野菜でキュウリに次ぐ規模のトマトが高温の影響で苦戦するなか、ネギが前の年から出荷量でおよそ19%伸び、販売額で28年ぶりの1億円超えを果たしました。

 「北限の桃」は、鳥とクマによる食害で収量が大きく減り、販売額は過去最多だった前の年から2千500万円ほど少ないおよそ1億3千万円でしたが、品質の高さと市場でのブランドの定着により販売単価が過去最高となり、収量の減少をカバーしました。

 これらにより、コメ、野菜、果樹の総販売額の見込みは、前の年から13億5千万円ほど、率にして85%増え、29億3千万円程度とみられています。

 総販売額が20億円を超えるのは、5年ぶりです。

 阿部浩一組合長はあいさつで、「新規就農者などが農業を長く続けられるサポートと、営農しやすいコミュニティーづくりに心がけ、農業者の所得増大、農業生産の拡大、地域の活性化に努力していく」と述べました。

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