地元の受診体制維持の求め 鹿角市の医療ビジョンの検討

地元の受診体制維持の求め 鹿角市の医療ビジョンの検討

 鹿角市の地域医療の目標づくりで、専門機関などによる会議が開かれ、高度な医療以外の多くを地元で受診できる体制の維持をめざすことなどが提案されました。

 鹿角市は人口の減少とともに地域医療が縮小するなか、およそ10年後の鹿角で受けられる医療の目標「医療ビジョン」を作成中です。

 市が論点と考えていることへの意見を聞こうと、13日に福祉保健センターで会議を開き、地元の医師会、中核病院、行政の担当者、市民の会の代表などが出席しました。

 会議は報道機関に非公開で行われ、終了後の市への取材によりますと、論点の一つは、病気の初期治療などを担う診療所が、医師の高齢化などで減っているなか、その機能をどう維持するかです。

 委員からは、中核病院がその機能を補完していくことで、高度な医療以外は地元で受診できる体制の維持をめざすことが提案されました。

 いっぽう市民の求めが多い総合診療医については、育成が簡単ではないため確保は容易ではないとの見かたがあったいっぽう、一人の医師が広い分野を見られる環境を期待する声もありました。

 論点の二つめ、中核病院がもつ救急体制をどのようにするべきかについては、救急の受け入れの維持と、可能な限りの体制の求めがありました。

 論点の三つめ、市外で医療を受ける市民への支援については、市が考えられるものとして例えを示し、タクシー代の助成、シャトルバスの運行、宿泊費の補助などを挙げました。

 ほかに出席者からは、集会所や自治会館などに保健師が出向き、病院にいる医師とつなぐオンライン診療の導入などの提案がありました。

 鹿角市福祉総務課では、「もらった意見を整理し、めざす方向性を示す骨子を3月までにつくる」としています。

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