鹿角市が、使い道をクマ対策に限定したふるさと納税を始めたところ、寄付が順調に集まっています。ふるさと納税での使途の限定は、鹿角市では初めてで、返礼品もありませんが、共感を得られている格好です。
鹿角市では去年、クマの目撃の報告が平年の100件台を大きく超える900件あまりにのぼるなど、人の生活圏への出没が続き、8人が襲われてけがをしたほか、農作物の被害は1千万円を超えました。
限りある財源で対応にあたっていますが、対策をさらに推進しようと、ふるさと納税の制度を使い寄付を集めることにしました。
鹿角市はふるさと納税で、健康づくりや産業振興など、大きく分けた分野を寄付者に示して使い道を指定できるようにしていますが、今回のように事業を限定するのは初めてです。
先月中旬に受け付けを始めたところ、市によりますと10日あまり経った7日までだけで、25人から89口の寄付がありました。
寄付者の居住地はほとんどが首都圏で、市では、「まずはゆかりのある人たちから共感を得られ始めているのではないか」とみています。
今回のメニューでは、純粋な寄付を募ろうと、返礼品を設けなかったということです。
受け付けは従来と同じく、特設サイトと担当窓口でしています。受付額は、寄付金の控除を受けられる最少額の2千円を一口とし、寄付者が自由に決められます。
寄せられた財源は、クマの捕獲や、誘因木の伐採、電気柵の設置補助、人とクマの生活圏の緩衝帯の整備などに使われる見とおしです。
鹿角市政策企画課では、「クマの出没、被害を減らし、人もクマも安全に暮らすための対策を進めたい。支援をお願いします」と呼びかけています。







