スマホより親子でプラモ作り 鹿角市で教室

スマホより親子でプラモ作り 鹿角市で教室

 「スマホよりも親子のコミュニケーション」。そんな願いを込めた、親子で参加する教室が鹿角市で開かれ、参加した親子たちがプラモデル作りを楽しみました。

 これは、スマートフォンが手放せない時代にあっても、親子の会話、コミュニケーションを大切にしてもらおうと、子育て支援をしている鹿角市のNPOが企画したものです。

 14日、花輪の「コモッセ」には、鹿角市と小坂町の親子およそ20組が集まりました。

 参加者たちは、用意された、アニメのキャラクターかロボットのプラモデルを受け取り、親子で一緒に作り始めました。

 プラモデルと言えば、現代の父親たちも子どものころにブームだったアイテムです。

 子どもが作っているのを見て、助言だけをしている父親の姿だけでなく、親子で一緒に手を動かしている様子も多く見られました。

 小学1年の双子の息子たちと参加した小坂町栄町の50代の父親は、「自分がガンダムが好きなので、子どもたちも夢中になって、しょっちゅう一緒に作っています。私が教えなくても自分で理解して作れるようになってきたので、成長がうれしいです」と話していました。

 主催したNPO「子どもコンシェルジュ」の駒ヶ嶺裕子(ゆうこ)理事長は、「父親と子どもの会話が一日平均で30分ぐらいまで減ったと言われているほか、スマートフォンが、手放せない親、幼いころから手にしている子どもの問題もある」と指摘しています。

 そして、「親子でスマートフォンを使わない時間をつくってほしい。プラモデルなど、一緒に楽しむ時間のきっかけを探してほしい」としています。

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