クリスマスに欠かせないケーキ。そのケーキ作りに子どもたちが挑戦し、出来を競う催しが鹿角市毛馬内で行われました。
これは、地元の地域づくりの団体が長年、子どもたちを集めて開いてきたケーキ作りの催しをコンテストにレベルアップしたもので、13日、十和田市民センターに小学1年から中学2年までの15人が集まりました。
手順を教わった出場者たちは、割り当てられたスポンジやイチゴ、それに飾りのチョコやお菓子などを使って、思い思いのケーキを作り上げました。
出来上がったのは、クリームを山のように盛り上げたり、2枚重ねたスポンジの間に挟んだクリームやイチゴを見えるようにしたりと、それぞれ個性的です。
小学1年の男の子は、「クリームを塗るのが難しかったけれど、たっぷり使って、おいしそうなケーキを作れました」と喜んでいました。
菓子職人などが審査した結果、デコレーションのきれいさなどが良かったとして、十和田中1年の湯沢奈々さんが優勝しました。
湯沢さんのケーキは、イチゴをスライスして並べたり、クリームをデザインとして全体に施したりしたことなどが特徴です。
湯沢さんは、「クリームをできるだけ厚く塗ることと、トッピングの飾りをきれいに見せることを工夫しました。ことしのクリスマスのケーキは、できたらお母さんと作りたい」と話していました。
指導した鹿角市毛馬内の和洋菓子店の代表、中村芳民さん(67)は、「みんなが真剣に挑戦して、きれいに作ってくれて、うれしいです。このなかから、将来パティシエになって、鹿角に帰ってくる人が出てきてほしい」と話しています。

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