デスクワークをしている人の大勢を悩ませている肩こりや腰痛。その解消につなげてもらおうというセミナーが鹿角市で開かれ、予防、緩和する運動が紹介されました。
鹿角市は連携協定を結んでいる健康サービス業社のセミナーをシリーズで開いていて、今年度はウオーキング向けのトレーニングや筋力低下の予防法など5回が設定されました。
6日はデスクワークのリスク改善をテーマにしたセミナーがあり、市記念スポーツセンターに40代から80代までの市民およそ40人が集まりました。
トレーナーははじめに、デスクワークによる肩こりや腰痛の要因は、姿勢のゆがみや同じ座り方を続けていることが要因と指摘しました。
そのうえで望ましい姿勢として、ひざが腰より高くなるようにいすの高さを設定し、背筋を伸ばし、首が前に垂れないようにすることを示すとともに、一定の時間ごとに体を動かすことを勧め、「1時間ごとにアラームをかけてはどうか」と提案しました。
また座ったままできるトレーニングとして、首のストレッチや、肩甲骨を動かす運動、ふくらはぎの力を入れたり抜いたりするメニューなどを示しました。
それぞれで注意すべきポイントをていねいに説明し、片足を持ち上げて、足のつけ根を動かす運動では、「ひざを体に寄せるのではなく、真上に上げるイメージです」と助言し、また体を真横に倒すストレッチでは、「かばんを持つなど負荷をかけると、筋力トレーニングにもなります」と紹介しました。
受講した60代の女性は、「仕事で1時間、2時間、座りっぱなしの日もあり、首や肩が痛くなります。きょう教わったことを、あしたから実践します」と話していました。
鹿角市すこやか子育て課では、「運動を実践し、太りにくい体づくりや、健康の保持増進に努めてほしい」としています。

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