冬型の気圧配置の影響で、鹿角地域は5日未明にかけて、この冬初のまとまった降雪があり、鹿角市花輪では積もった雪の深さが20センチ増えました。積もった雪の深さが10センチを超えたのは、この冬初めてで、本格的な雪のシーズンとなりました。
秋田地方気象台によりますと北日本が冬型の気圧配置となっていて、鹿角市花輪では4日夜のはじめから5日未明にかけてまとまった降雪がありました。
積もった雪の深さは、5日午前6時までの12時間で20センチ増えて、25センチとなっています。
積もった雪の深さが10センチを超えたのはこの冬初めてで、去年より3日早くなりました。
また25センチという雪の深さは平年のおよそ5倍で、県内に14ある積雪の観測地点のなかでは2番めに多くなっています。
寒さも厳しくなっていて、午前6時の時点で、鹿角市花輪で氷点下0.9度、八幡平湯瀬で氷点下1.1度、八幡平トロコで氷点下3.2度となっています。
5日朝、鹿角市花輪の商店街では、スノーダンプや雪はねを使って除雪をする人や、雪をこんもりと載せた車などが見られました。
除雪をしていた80代の男性は、「一度降れば、一気にこうだもの。もう1時間やってるけれど、たくさんありすぎてまいった。小学生たちが歩けるように、早く終わらせたい」と話していました。
鹿角市には午前6時の時点で、大雪、着雪と、雷、なだれの各注意報が出ていて、降雪、積雪による建物の被害や交通の障害、電線などに積もった雪、それに雷となだれへの注意が呼びかけられています。
気象台による秋田県の5日の予報は、冬型の気圧配置が続くため雪で、ふぶく所があり、午後はくもりになると見込まれています。

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