鹿角市の12月議会が今月28日に開会することが決まり、市は給食費の改定に対応する予算案などを提案する方針です。一般質問には、現在の議員の定員になって以降、最多となる13人が登壇を通告しています。
12月議会について21日、市が今月28日に招集すると告示し、議会は会期を来月19日までの22日間と決めました。
市は初日に議案28件を提案することにしていて、そのうち補正予算案には学校給食費の改定に関する費用を計上する予定です。
給食費の改定は、コメの納入業者が価格を今月から、10キロあたり5千100円から7千800円に値上げすると通知したことを受けたものです。
このため市は給食費について今月から、一食あたり30円引き上げ、小学校で360円、中学校で400円にしました。「栄養バランスや質、量を保つため」としています。
ただし財源には国の物価高騰に関する交付金を充て、保護者の負担額はすえおきました。
また市は、給食費の来年度からの無償化について、国の動きをみながら検討中です。
議案にはほかに、県人事委員会の勧告を踏まえ、市長など特別職と議員、それに職員の期末手当などを年間0.05か月分引き上げる案などがあります。
いっぽう一般質問には21日の時点で、議員13人が登壇を通告しています。
現在の議員たちはことし3月に任期が始まり、直後の6月議会には、現在の議員の定員になって以降、最多となる12人が登壇しましたが、今回それを上回る可能性が出ています。
3月の議員選挙で初当選した議員は7人いますが、今回の通告者13人のうち6人が新人議員です。
一般質問は来月9日と10日に行われます。







