タイでトップセールスへ 鹿角市など

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 秋田県や鹿角市などが来月、タイへのトップセールスを行い、旅行者の呼び込みや特産品の輸出をめざすことになりました。

 このトップセールスは、秋田県と鹿角市、大館市、仙北市の4つの自治体合同によるものです。

 来月12日から2泊3日の日程でタイを訪れ、国のバンコク事務所への訪問のほか、観光誘客セミナーで情報を集めたり、商談会で旅行会社にPRしたりします。

 鹿角市の笹本市長は、「北限の桃や鹿角りんご、かづの牛、郷土料理のほか、温泉や十和田八幡平国立公園の紅葉や雪の魅力などをPRする」と話しています。

 また鹿角市のタイへのトップセールスは8年ぶりとなることから、「コロナ前と状況が変わっていると思うので、現地のニーズを把握するいい機会になる。鹿角市の宿泊業は強みであり、現地の旅行会社に旅行商品をイメージしやすいようにPRする」としています。

 鹿角市を去年一年間に訪れ、宿泊した人は22万1千人あまりで、そのうち外国人は8%あまりにあたる1万8千500人です。

 外国人はほとんどが台湾からで、タイは外国人の宿泊者の1%ほどにとどまっており、市はトップセールスをとおし誘客を図りたい考えです。