鹿角市の中核ホテルの宿泊者の数がリニューアルオープンから4万人に達し、記念のセレモニーが行われました。まちのにぎわい拠点として、さらなる進展が期待されています。
花輪堰向の「感動、鹿角パークホテル」です。新たな経営体制によるリニューアルオープンからおよそ4年半後の25日、宿泊者が4万人に達しました。
特別室のペア宿泊券を受け取った湯沢市の50代の男性は、鹿角市の高校に通う子どもの部活動の会合に出席するために宿泊したそうで、「何度も泊まっています。朝ごはんがおいしいし、街なかの店に行ける利便性もいい」と話していました。
ホテルは5年前の5月、コロナ禍の影響を受けた前の経営会社の倒産により閉館し、会議や宴会の利用者がほかの飲食店に流れる、地域のにぎわい拠点にもなっていたことから、地元に大きな影響が出ていました。
新たな経営者が施設を買い取り、市の支援も受けて大規模改修し、1年後のリニューアルオープンには地元からも喜ぶ声が多く上がりました。
ホテルによりますと、首都圏や県内からの、平日はビジネス客、週末は観光客の利用が中心で、年間で平均9千人ほどの利用があるということです。
高速道のインターや駅に近い立地と、地元の食材を中心とした食事が特に喜ばれているなか、ことし7月以降、インターネット予約やプロモーションを強化したことで、利用が伸びているそうです。
客室はシングルや3人まで利用できる和室など31あり、以前の個室3つのスペースを使った特別室も3つあります。
 小林圭(けい)総支配人は、「地元の人たちから、ホテルが再開して良かったという言葉をいただきながらここまで来られた。地元の人、宿泊客にますます感動を伝えられるおもてなしをしていきたい」と話しています。

(写真はクリックすると見られます)

 
           
		  	      
      








