GI追い風にかづの牛が大人気 かづの畜産まつり

GI追い風にかづの牛が大人気 かづの畜産まつり

 ブランド牛肉「かづの牛」をアピールするイベントが鹿角市で開かれ、ことし実現したGI登録を追い風に、精肉の販売やバーベキューコーナーなどが人気でした。

 この「かづの畜産まつり」は、ヘルシーで、うま味が濃い赤身肉のかづの牛をアピールしようと、地元の畜産農家の組合が19日に花輪菩提野の市場で開いたものです。

 かづの牛はことし1月、優れた地域ブランドとして国が保護するGIに登録され、認知や人気の広がりが期待されていて、イベントには開始前から大勢の来場者が訪れました。

 毎年人気の精肉の販売コーナーには、ステーキ用や焼き肉用などのパックが特別価格で用意されました。

 組合によりますと開始前から長蛇の列ができ、午前9時半のオープンの時点で順番待ちの人たちは100人を超え、昼すぎにかづの牛のおよそ千500パックが完売しました。

 また串焼きや牛汁の露店も列ができたほか、バーベキューコーナーはおよそ30あるますが満席の状態が続きました。

 家族4人で炭火焼を楽しんでいた大館市の50代の男性は、「コーナーがいろいろあって楽しいので、3年続けて来ています。バーベキューに子どもたちが夢中になっているので、来て良かった」と話していました。

 イベントではほかにも、電子競りシステムを使って、持ち寄った家電製品などを競り落とす催しや、子牛とふれあえるコーナーなどもあり、来場者たちが思い思いに楽しんでいました。

 主催した秋田県畜産農協鹿角支所の湊新吾所長は、「過去最高の人出のようなので、GIの効果を感じますし、生産現場にも弾みがつきそうです。家族や仲間で集まる時に、かづの牛をすき焼きや焼き肉などいろいろな食べ方で楽しんでほしい」と話しています。

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