交流の産業への波及など合意 鹿角市とショプロン市

交流の産業への波及など合意 鹿角市とショプロン市

 鹿角市の姉妹都市、ハンガリーのショプロン市と鹿角市の両市長などによる協議が行われ、人的な交流の発展や産業面への波及などで合意しました。

 鹿角市を訪れているショプロン市の行政訪問団は視察2日めの17日、花輪の道の駅の観光機能や、スキー場のジャンプ台を確認したほか、保育所で園児たちの競技かるたの様子を見学するなどしました。

 午後4時半からは鹿角市花輪のホテルで、両市の市長、副市長や、政策担当の職員などによる協議が行われました。

 協議は非公開で行われ、終了後に両市が取材に応じました。

 それによりますと、特産品や食文化を生かした交流や、観光分野での連携など、産業面への波及について、新たに合意しました。

 また、鹿角市からショプロン市への日本語語学指導員の派遣、受け入れを継続すること、青少年のホームステイ交流やスポーツ交流を再開することについて、一致しました。

 このほか、鹿角市の花輪ばやし、ショプロン市の市制記念祝典に、それぞれで招待、訪問することも申し合わせました。
 
 協議後、取材に対しファルカシュ・ツィプリアン市長は、「青少年やスポーツの交流の再開が一番の成果と思っている。子どもたちがお互いの町を訪問して、文化を知ったり、交流することは、未来につながる」と話しました。

 また笹本市長は、「新たに観光での交流に力を入れようという合意は大きな成果だ。お互いに方向性を確認し、関係性を強められた」と手ごたえを示しました。

 ショプロン市の行政訪問団は、17日夜のレセプションで歓待を受けたあと、18日に鹿角市をあとにする予定です。

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