鹿角市の姉妹都市、ハンガリーのショプロン市の市長など行政訪問団の9人が鹿角市を訪れ、歓迎を受けました。4日間の滞在中、市内の視察や、交流に関する協議などをする予定です。
鹿角市とショプロン市による2年に一度の行政訪問団の交互の行き来は、新型コロナなどの影響で中断されていましたが、今回、鹿角市で9年ぶり、6回めの受け入れとなりました。
訪れたのは、初となるファルカシュ・ツィプリアン市長(51)のほか、市議や幹部職員など9人です。
前日夜に鹿角市に入っていた一行は16日午前、市役所を表敬訪問しました。
迎えた笹本市長は、「再会でき、両市の強固な絆を感じている。貴重な交流を発展させたいので、本市への理解、愛着を深めてほしい」と話しました。
対するファルカシュ市長も、「パンデミックなどを乗り越え会えることができて、とてもうれしい。ショプロンにとって鹿角市との関係はひじょうに重要であり、絆を深めたい」と答えました。
さらに、市民に対する表彰の最高賞を鹿角市に贈ることが議会で決まったとし、メダルなどを笹本市長に手渡しました。
訪問団は18日までの滞在中、市内の産業、観光、教育などの施設を視察するとともに、交流の広げ方について鹿角市と協議する予定です。
ショプロン市はハンガリー西部のオーストリアとの国境の近くにあり、中世の町並みを残す、観光が盛んな町です。人口はおよそ6万人です。
鹿角市と平成7年に友好交流に関する提携を、14年には姉妹都市提携を結んでいて、これまで訪問団の行き来や、日本語語学指導員の派遣、受け入れ、また企画展の展示品の交換などでつながりを深めています。
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