鉄道のテーマパークでの特命駅員、文化財の発掘担当、それにブドウ栽培とワイン造りという、独特なミッションを課した地域おこし協力隊員の募集を、秋田県小坂町が始めました。
小坂町は、都市の人を招き地域の活性化に協力してもらう国の「地域おこし協力隊」の制度を活用して移住者を呼び込もうと、随時、隊員を募集、採用しています。
来年4月の採用に向け、3つのミッションで募集を始めましたが、新たな2つと、これまでもあった1つすべてが、小坂町独特の内容です。
その一つ「小坂鉄道特命駅員」は、国内唯一のブルートレインの動態保存などでファンたちに人気の施設「小坂鉄道レールパーク」で、車両や設備の修繕、情報発信などをします。
また「文化財調査・活用促進員」は、調査、保存、発信がなかなか進んでいない文化財に光を当て、地域の活性化につなげる役割を担います。
そして以前の隊員が活動後に地元のワイナリーに就職した実績ももつ、ブドウの栽培とワインの醸造の担当者は、国内で貴重なヤマブドウ品種の産地、小坂で、その推進役を務めます。
また、このほかの職種で準備しているものもあるということです。
いっぽう募集では、採用後のミスマッチを防ごうと、書類選考を通過した候補者を町に招き、採用後の活動場所や関わる人と接する機会を新たに設けるとしています。
また隊員が任期中にどのように活動していくかをイメージできる「ロードマップ」を示しています。
小坂町総務課では、「小坂町は小さくても大きな可能性があって、その進化を協力隊員が担えます。挑戦をしたい人、志をもった人にぜひ応募してほしい」としています。
小坂町の地域おこし協力隊員の募集の詳しい内容は、町のホームページで紹介されています。